ERI Sohei / ERI Sayoko御雛様 Hina-ningyo (Japanese ornamental dolls)
- artist:江里 宗平・江里 佐代子
- year:-
- size:御内裏様:H7×9.9×6.7cm / 御雛様:H5.5×9×6.1cm
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- 【details】
江里宗平・江里佐代子 『御雛様』
戦後の仏像制作・修復の第一人者として、数々の名品を世に送り出した仏師・江里 宗平(えり そうへい)。そして、京刺繍の老舗に生まれ、失われつつあった截金(きりかね)技法を芸術の域まで高め、重要無形文化財保持者(人間国宝)となった江里 佐代子(えり さよこ)。
本作は、父・宗平氏が彫り上げた凛とした造形に、長男(康慧氏)の妻である佐代子氏が緻密な金箔の装飾を施した、稀代の天才二人による共作です。義理の父娘という深い絆と、互いの才能への敬意から生まれた、類まれなる芸術的雛人形でございます。
■ 命を吹き込む「截金」の煌めき
作品の命とも言えるのが、衣装に施された截金です。純金箔を数枚焼き合わせ、髪の毛よりも細く断ち切り、筆と糊で一点ずつ貼り付けていく極限の伝統技法。佐代子氏の手によって描き出される繊細な文様は、単なる装飾の域を超え、御雛様に神々しいまでの光と静かな生命を吹き込んでいます。
■ 仏師の眼差しが宿る「慈悲の造形」
人形の基礎となる骨格や、その清らかな表情には、宗平氏が長年の仏像制作で培った「慈悲の心」が映し出されています。静謐でありながら、見る者を優しく包み込むような温かみのある佇まいは、数多の仏を彫り上げてきた仏師の魂が宿っているからに他なりません。
■ 力強さと優美さの共演
宗平氏による格調高い「動」の造形と、佐代子氏による繊細華麗な「静」の截金。二つの卓越した感性が重なり合うことで、力強さと優美さが共存する唯一無二の均衡が生まれています。
ATAKA Art Gallery, Fukuoka, Japan