このたび、フランスの画家アンドレ・コタボによる、鮮やかなポインセチアを描いた油彩作品をご紹介いたします。
燃えるような赤い苞葉と豊かな緑の葉を広げるポインセチア。その姿を受け止める淡い青色の花瓶が、画面に涼やかなアクセントを添えています。明るい背景と赤・緑・青の色彩が響き合い、作品全体から華やかで生命力あふれる印象が感じられます。
コタボは、厚く塗り重ねられた絵具による力強いマチエールと、大胆で躍動感のある筆致で知られる作家です。1922年にフランス南東部のサン=マルスランに生まれ、リヨン美術学校で学んだのち、ジャン・フサロらとともに「リヨン派新具象」を形成しました。単純化されたフォルムと豊かな色彩、重厚な絵肌によって、独自の絵画世界を築いた20世紀フランスを代表する現代具象画家のひとりです。
本作においても、花や葉の形を保ちながら、個々の対象を細密に描写するのではなく、厚みのある絵具と色彩の重なりによって、ポインセチアの量感と生命感が表現されています。赤、深緑、白、青の色彩が画面上で力強く躍動し、コタボならではの新具象的な魅力を存分にお楽しみいただけます。
クリスマスシーズンを象徴するポインセチアを題材とした作品ですが、その華やかさと温かみは季節を問わず、室内に鮮やかな彩りを添えてくれることでしょう。
皆様にぜひご覧いただきたい一作です。
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ATAKA Art Gallery, Fukuoka, Japan

